2018年6月29日、クリス・スペディングのプロデビュー50周年を記念するコンサートがロンドンのクラブ、
ネルス・ジャズ・アンド・ブルースで催された。
50年前の1968年、彼は Pete Brown & His Battered Ornaments に参加。
ファーストアルバムの A Meal You Can Shake Hands With in The Dark でプレイするだけでなく、
ジャック・ブルースの Songs For a Tailor やフランク・リコッティの
Our Point of View のレコーディングでも起用された。また、
Denis Couldry & Smile のベース・プレイヤーとしてワイト島フェスティバルに出演。
この年、彼は音楽業界で一躍名声を博し、本格的なプロミュージシャンとしての活動が始まった。
ギルバート・オサリバン、エルトン・ジョン、ドノバン、
ドリフターズ、ロイ・ハーパー、ジョン・ケイル、ニック・メイソン、フランキー・ミラー、
ジョーン・アーマトレーディング、ロバート・ゴードン、マイク・バット、ウォンブルズ、
ジェフ・ウェィンのウォー・オブ・ザ・ワールド...
ポール・マッカートニー、それにロキシー・ミュージック。彼が参加したセッションは枚挙にいとまがない。
ソロとしては1975年に Motorbikin' がイギリスのトップ10にチャートイン。
これまでに出したソロアルバムは スタジオ録音が13枚、ライブ盤は3枚を数える。
今なお、トップ・ミュージシャンの一人として活躍しており、この数年は ブライアン・フェリーの片腕として
ツアーに参加している。
この日のために、彼は一流ミュージシャンをそろえた。ドラムにヘンリー・スピネッティ、
ベースはマーク・アーチエーロ。そして、いつもはトリオだがキーボードとボーカル担当の
ジョノ・ハリソンを加えた4人編成。
セットリストもいつもとは少々異なり、これまでライブではやったことがない 2曲が追加された。
ファースト・ソロ・アルバム Backwood Progression から She's My Friend、
そして、ジャック・ブルースの Theme For an Imaginary Western (ジョノ・ハリソンがボーカル)。
また Cafe Days リリース後のツアーでやっただけの Portobello も披露した。
コンサート前には、イギリスを代表する音楽評論家のクリス・ウェルチがステージに現れ、
これまでの活動のエピソードについて本人に公開インタビューを行った。
この貴重なコンサートとインタビューを収録した新作 FACE to FACE がリリースされた。
収録曲は
01. Wild In The Street
02. Catch That Train
03. Counterfeit
04. Shakin' All Over
05. Silver Bullet
06. Mary Lou
07. Portobello
08. Louisianne
09. Theme for an Imaginary Western
10. Gunfight
11. She's My Friend
12. Rip It Up
13. Music Break Out
14. Motorbikin'
15. Q&A Chris Welch
ライナーノーツは、インタビューを行った クリス・ウェルチ。ステージ上での話に加え、追加取材した内容が
びっしり5ページと書かれています。また、すべてのデザインを手がけたのは、伝説のあの杉浦逸生氏。
価格は消費税込みで1枚1750円。送料が315円(定形外・特定記録)のあわせて2065円となります。
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